Anthropology and feeling’s diary

人類学に関する本、日常で思ったことなど。

2018-01-01から1年間の記事一覧

It is the essence for life!!!

10月にトルコへ行くためにモスクワで乗り換えしたとき、現地の友人と話したことを時々思い出す。 自分の今付き合っている人の友人で、一度ブダペストを一緒に案内したこともあるロシア人。彼女は名前をMargoといって、ロシア人にしては小柄で、ウェーブのか…

ブルーベイカー 『グローバル化する世界と「帰属の政治」 移民・シティズンシップ・国民国家』

グローバル化する世界と「帰属の政治」――移民・シティズンシップ・国民国家 作者: ロジャース・ブルーベイカー,Rogers Brubaker,佐藤成基,?橋誠一,岩城邦義,吉田公記 出版社/メーカー: 明石書店 発売日: 2016/10/27 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (…

EASA2018に参加して

ちょうど2018/08/14~17にストックホルム大学でヨーロッパ社会人類学会(EASA: European Associasion of Social Anthroologist)の大会があり、同じ研究室のPhDの学生が研究出張も兼ねて日本から来るとのことで参加してみた。 日本の文化人類学会にも参加したこ…

東京に異世界を、デリーに近未来を

少し前に「フィリピンのスラム街の子どもたちに夢を届けたい」というクラウドファンディングが話題になって批判にさらされたのは記憶に新しい。 僕自身はまあ、内容が浅はかだなとは思いつつも、別にお金が集まったら行けばいいと思う。批判を受け止めて、少…

オークリー『旅するジプシーの人類学』

旅するジプシーの人類学 (晶文社アルヒーフ) 作者: ジュディスオークリー,木内信敬 出版社/メーカー: 晶文社 発売日: 1986/10 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (1件) を見る 目次 はじめに 第一章 古くなった分類と描写 第二章 誤り伝えられる最近の…

「小さな物語」と「映ってしまっている」ものについて

久しぶりの投稿になってしまったが、今回はいつもの記事とは違ってちょっと話題になっている話から。 映画『万引き家族』についての云々で少し気になって是枝裕和監督のHPの文章を読んでいたら「そうだよな、これって人類学・社会学も同じだよな」と一人で感…

T.インゴルド 『メイキング』第一章「内側から知ること」

メイキング 人類学・考古学・芸術・建築 作者: ティムインゴルド,金子遊,水野友美子,小林耕二 出版社/メーカー: 左右社 発売日: 2017/09/14 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (1件) を見る ユニークな著作を発表しながら第一線で活躍する人類学者イン…

当事者研究―「つながり」のための言葉を紡ぐ

つながりの作法 同じでもなく 違うでもなく (生活人新書) 作者: 綾屋紗月,熊谷晋一郎 出版社/メーカー: NHK出版 発売日: 2010/12/08 メディア: 新書 購入: 9人 クリック: 165回 この商品を含むブログ (27件) を見る 実は別の本をまとめようと思って調べだし…