Anthropology and feeling’s diary

人類学に関する本、日常で思ったことなど。

2017-06-01から1ヶ月間の記事一覧

E・ヴァレンタイン・ダニエル「悩める国家、疎外される人々」

他者の苦しみへの責任――ソーシャル・サファリングを知る 作者: A・クラインマン,J・クラインマン,V・ダス,P・ファーマー,M・ロック,E・V・ダニエル,T・アサド,池澤夏樹[解説],坂川雅子 出版社/メーカー: みすず書房 発売日: 2011/03/23 メディア: 単行本 …

アーサー・クラインマン編『他者の苦しみへの責任 ソーシャル・サファリングを知る』

他者の苦しみへの責任――ソーシャル・サファリングを知る 作者: A・クラインマン,J・クラインマン,V・ダス,P・ファーマー,M・ロック,E・V・ダニエル,T・アサド,池澤夏樹[解説],坂川雅子 出版社/メーカー: みすず書房 発売日: 2011/03/23 メディア: 単行本 …

住むことは生きること。貪欲たれ。 坂口恭平『TOKYO0円ハウス0円生活』

TOKYO 0円ハウス 0円生活 (河出文庫) 作者: 坂口恭平 出版社/メーカー: 河出書房新社 発売日: 2011/05/07 メディア: 文庫 購入: 10人 クリック: 107回 この商品を含むブログ (26件) を見る 建築畑出身の著者が東京・隅田川沿いのブルーシートハウスの「鈴木…

どのように他者に共感できるのか? 映画「トトとふたりの姉」

www.totosisters.com 映画『トトとふたりの姉』劇場予告編 先日、「トトとふたりの姉」という映画を観てきた。この映画を通してどのように他者に共感できるのかについて考えてみたい。 あらすじ ルーマニアの貧しいロマ(ジプシー)・コミュニティの中で、トト…

世界の断片 ―空手家の写真集 岸政彦『断片的なものの社会学』

断片的なものの社会学 作者: 岸政彦 出版社/メーカー: 朝日出版社 発売日: 2015/05/30 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログ (42件) を見る 世界は断片だ。 しかし、こういうと「日常の些細なことにこそ目を向けろ」というようなよくある…

記憶の在り処 「Eternal Sunshine」

この前、ある人のツイートで映画「Eternal Sunshine」についてのコメントをしていたので早速借りてきて観た。 ツイートの内容はモノにも記憶があるというような内容であり、僕自身もこのようなことをなんとなく考えることはあっても明確に考えを深めることは…

フィールドとの付き合い 『人はみなフィールドワーカーである』

人はみなフィールドワーカーである ――人文学のフィールドワークのすすめ 作者: 西井凉子 出版社/メーカー: 東京外国語大学出版会 発売日: 2014/06/25 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (1件) を見る 古本屋で目について買った本。 東京外国語大学のア…