Anthropology and feeling’s diary

人類学に関する本、日常で思ったことなど。

2019-01-01から1年間の記事一覧

CEU秋学期を終えてクリスマス休暇

Shonbrunの片隅にあったいい感じの廃墟 10月末に書いたあと、中間レポートと期末レポートがほぼ間髪入れずに課せられて、初めて学術的なレポートを書くというのはなかなかきつかった。 アカデミック・ライティングの教育は授業が9月のブダペスト・キャンパス…

CEU 第7週

授業期間が始まって第7週。前回の投稿から色々あったこと、思ったことをつらつらと書いていく。 CEUではFall, Winter, Spring Termと学年歴が3つの学期に分かれているので(正しくはそれぞれをsemesterならぬtrimesterと呼ぶのだが、大多数の学生・教員は面…

CEU第4週

CEU

大学が始まって第4週の金曜日の夜、僕はOszkarというシェアライディングに乗りながらこの記事を書いている。 OszkarはUberの長距離版のようなもの、ハンガリーでは公共交通機関があまり機能していないために、このやや法的に、そして安全面でグレーな移動手…

CEUでの大学院生活がスタート

CEU

しばらく更新していなかったが、ハンガリーでの大学院生活がスタートしてたので、これを機にまた時々更新したいと思う。(余裕があれば) 自分の参加するプログラムはハンガリーに本籍を置きながらアメリカの単位制度を利用しているCentral European Univers…

飛行機で観た「ブラック・パンサー」と「グリーン・ブック」

7月19日、中部国際空港から飛行機に乗って、成田で乗り換えし、ヘルシンキへ向かう。 9月から始まるブダペストでの修士のプログラムに参加するには早すぎるが、ハンガリーにいるパートナーと夏を過ごそうと約束していた。 中部‐成田、成田‐ヘルシンキ便は運…

加速し残酷になっていく世界の思想(と人間性への回帰?)

Twitterなどで話題になっていたので木澤佐登志著『ニック・ランドと新反動主義』を読んでみた。 ニック・ランドと新反動主義 現代世界を覆う〈ダーク〉な思想 (星海社新書) 作者: 木澤佐登志 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2019/05/26 メディア: 新書 こ…

図書館移動アルバイトのエスノグラフィー(?) [2]

乗せられたバンの中で、なぜ若い二人だけが選ばれたのかを社員らしき人が笑いながら伝えた。 「いやさあ、本を並べるんだけど、数字とアルファベット順に並べないといけないから、若い人のほうがいいかなと思ってさ。他のおじさんたちは、酒飲むことしか考え…

図書館移動アルバイトのエスノグラフィー(?) [1]

大学院受験も一段落したことから、時間を見つけては単発のアルバイトをどきどき入れている。この前も、大手のアルバイトサイトで「ついでに応募」というボタンを押したらひっきりなしに電話がかかってきて、派遣を含めて3つのアルバイトの登録と面接に行くこ…