Anthropology and feeling’s diary

人類学に関する本、日常で思ったことなど。

2020-04-01から1ヶ月間の記事一覧

COVID-19の影響が出てからの生活

はじめに 3月中旬に突然大学が閉鎖になってから一か月半。ロックダウンにも慣れてきて、手のかかる料理をわざわざ作ったりしながら日々を過ごしている。 新型コロナウイルスによって日常が突然変わった(変わり続けている)こと、ウイルスに対する認識、学問…

内山田康『原子力の人類学』

原子力の人類学 ―フクシマ、ラ・アーグ、セラフィールド― 作者:内山田 康 発売日: 2019/09/19 メディア: 単行本(ソフトカバー) 人類学者の内山田康はフクシマの原発事故の後、三陸海岸と福島の浜通りを中心に調査を続けた。フィールドに足を運び、その地で…

アナ・ツィン『マツタケ』

カリフォルニア大学サンタクルーズ校*1の人類学者アナ・ツィン(Anna Tsing)(翻訳だとアナ・チン)によるマツタケを追いかけたマルチスピーシーズ民族誌。 原著は2015年、翻訳は2019年。(この記事は原著と翻訳をどちらも参考にしながら書いているので、訳語等…