Anthropology and feeling’s diary

人類学に関する本、日常で思ったことなど。

2017-07-01から1ヶ月間の記事一覧

バベルの世界―銃、性、言語、誤解

先日、東京都美術館で開催されていた「バベルの塔展」に行ってきた。 babel2017.jp 絵画自体はもちろん素晴らしかったのであるが、絵画にも映画にも何回も使われるモチーフである「バベル」について前から書きたかったことがあったので書いてみる。 バベルと…

アドリアナ・ペトリーナ『曝された生 チェルノブイリ後の生物学的市民』

曝された生 作者: アドリアナペトリーナ,粥川準二,Adriana Petryna,森本麻衣子,若松文貴 出版社/メーカー: 人文書院 発売日: 2016/01/23 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (2件) を見る 最大規模の原発事故後、放射線を大量に浴びたウクライナの人びと…

国家・権力・知  萱野稔人『権力の読みかた―状況と理論』

権力の読みかた―状況と理論 作者: 萱野稔人 出版社/メーカー: 青土社 発売日: 2007/07 メディア: 単行本 購入: 5人 クリック: 104回 この商品を含むブログ (59件) を見る フランス哲学を専門とする萱野稔人がフーコーの権力論について非常にわかりやすく解説…