Anthropology and feeling’s diary

人類学に関する本、日常で思ったことなど。まだまだ勉強中なのでご教示ください。

雑記

EASA2018に参加して

ちょうど2018/08/14~17にストックホルム大学でヨーロッパ社会人類学会(EASA: European Associasion of Social Anthroologist)の大会があり、同じ研究室のPhDの学生が研究出張も兼ねて日本から来るとのことで参加してみた。 日本の文化人類学会にも参加したこ…

東京に異世界を、デリーに近未来を

少し前に「フィリピンのスラム街の子どもたちに夢を届けたい」というクラウドファンディングが話題になって批判にさらされたのは記憶に新しい。 僕自身はまあ、内容が浅はかだなとは思いつつも、別にお金が集まったら行けばいいと思う。批判を受け止めて、少…

「小さな物語」と「映ってしまっている」ものについて

久しぶりの投稿になってしまったが、今回はいつもの記事とは違ってちょっと話題になっている話から。 映画『万引き家族』についての云々で少し気になって是枝裕和監督のHPの文章を読んでいたら「そうだよな、これって人類学・社会学も同じだよな」と一人で感…

亡霊と同一化 アンナ・カヴァン『氷』

氷 (ちくま文庫) 作者: アンナカヴァン,Anna Kavan,山田和子 出版社/メーカー: 筑摩書房 発売日: 2015/03/10 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (16件) を見る たまには、人類学とか関係なく本当にただ雑記をしてみる。 この本は昔、自分の好きなアーティ…

生命は続く。 Life goes on. 映画「21g」

BABELに感銘を受けたのでアレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ監督の別の作品「21g」を観た。 赤の他人同士が運命によってつながっていく様子が描かれる点は同じだが、今回のテーマは「生命は続く(Life goes on.)」というところか。 これもまた人間の悲…

バベルの世界―銃、性、言語、誤解

先日、東京都美術館で開催されていた「バベルの塔展」に行ってきた。 babel2017.jp 絵画自体はもちろん素晴らしかったのであるが、絵画にも映画にも何回も使われるモチーフである「バベル」について前から書きたかったことがあったので書いてみる。 バベルと…

世界の断片 ―空手家の写真集 岸政彦『断片的なものの社会学』

断片的なものの社会学 作者: 岸政彦 出版社/メーカー: 朝日出版社 発売日: 2015/05/30 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログ (42件) を見る 世界は断片だ。 しかし、こういうと「日常の些細なことにこそ目を向けろ」というようなよくある…

記憶の在り処 「Eternal Sunshine」

この前、ある人のツイートで映画「Eternal Sunshine」についてのコメントをしていたので早速借りてきて観た。 ツイートの内容はモノにも記憶があるというような内容であり、僕自身もこのようなことをなんとなく考えることはあっても明確に考えを深めることは…

フィールドとの付き合い 『人はみなフィールドワーカーである』

人はみなフィールドワーカーである ――人文学のフィールドワークのすすめ 作者: 西井凉子 出版社/メーカー: 東京外国語大学出版会 発売日: 2014/06/25 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (1件) を見る 古本屋で目について買った本。 東京外国語大学のア…

印鑑と個人化

今日、用事があって郵便局の窓口で手続きをしなければならなかったのだが、その際に印鑑を持っていなかったことに加えて、自分がいつも使っている印鑑と通帳に登録してある印鑑が異なることから印鑑の変更、そして住所変更までしなければならないという七面…

ロラン・バルトとクランベリーヨーグルト

明るい部屋―写真についての覚書 作者: ロランバルト,Roland Barthes,花輪光 出版社/メーカー: みすず書房 発売日: 1997/06 メディア: 単行本 購入: 8人 クリック: 95回 この商品を含むブログ (139件) を見る 前回のロラン・バルト『明るい部屋-写真について…

研究者の情報発信

はじめ、で情報発信について書いたにもかかわらず、かなり放置していたのは反省。 この前、そのことについて改めて感じる機会があったため、書きます。 今、人類学は他分野との相互交流が盛んに行われている(ようにみえる?あるいは以前から?)。雑誌「現…