Anthropology and feeling’s diary

人類学に関する本、日常で思ったことなど。まだまだ勉強中なのでご教示ください。

読書メモ

オークリー『旅するジプシーの人類学』

旅するジプシーの人類学 (晶文社アルヒーフ) 作者: ジュディスオークリー,木内信敬 出版社/メーカー: 晶文社 発売日: 1986/10 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (1件) を見る 目次 はじめに 第一章 古くなった分類と描写 第二章 誤り伝えられる最近の…

T.インゴルド 『メイキング』第一章「内側から知ること」

メイキング 人類学・考古学・芸術・建築 作者: ティムインゴルド,金子遊,水野友美子,小林耕二 出版社/メーカー: 左右社 発売日: 2017/09/14 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (1件) を見る ユニークな著作を発表しながら第一線で活躍する人類学者イン…

当事者研究―「つながり」のための言葉を紡ぐ

つながりの作法 同じでもなく 違うでもなく (生活人新書) 作者: 綾屋紗月,熊谷晋一郎 出版社/メーカー: NHK出版 発売日: 2010/12/08 メディア: 新書 購入: 9人 クリック: 165回 この商品を含むブログ (27件) を見る 実は別の本をまとめようと思って調べだし…

ポストコロニアル論争を詩的にふりかえる 今福龍太『クレオール主義』

クレオール主義 (ちくま学芸文庫) 作者: 今福龍太 出版社/メーカー: 筑摩書房 発売日: 2015/04/24 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る ジェイムズ・クリフォードによる『文化を書く(Writing Culture)』をはじめとする、人類学に大きな論争を巻き…

「徘徊」を真剣にとらえ、ともに飛び立つ 坂口恭平『徘徊タクシー』

徘徊タクシー (新潮文庫) 作者: 坂口恭平 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2017/03/01 メディア: 文庫 この商品を含むブログを見る 認知症の人が町をさまようとされる徘徊。 家族やケアワーカーなど周囲の人びとにとっては「訳が分からず」「困った」ものか…

ダナ・ハラウェイ「サイボーグ宣言:二〇世紀後半の科学、技術、社会主義フェミニズム」

猿と女とサイボーグ ―自然の再発明―新装版 作者: ダナ・ハラウェイ,高橋さきの 出版社/メーカー: 青土社 発売日: 2017/05/25 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る 西欧主義的な二分法、全体性(ホーリズム)を攪乱する存在としてのサイボーグ。 そ…

国家・権力・知  萱野稔人『権力の読みかた―状況と理論』

権力の読みかた―状況と理論 作者: 萱野稔人 出版社/メーカー: 青土社 発売日: 2007/07 メディア: 単行本 購入: 5人 クリック: 104回 この商品を含むブログ (59件) を見る フランス哲学を専門とする萱野稔人がフーコーの権力論について非常にわかりやすく解説…

住むことは生きること。貪欲たれ。 坂口恭平『TOKYO0円ハウス0円生活』

TOKYO 0円ハウス 0円生活 (河出文庫) 作者: 坂口恭平 出版社/メーカー: 河出書房新社 発売日: 2011/05/07 メディア: 文庫 購入: 10人 クリック: 107回 この商品を含むブログ (26件) を見る 建築畑出身の著者が東京・隅田川沿いのブルーシートハウスの「鈴木…

世界の断片 ―空手家の写真集 岸政彦『断片的なものの社会学』

断片的なものの社会学 作者: 岸政彦 出版社/メーカー: 朝日出版社 発売日: 2015/05/30 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログ (42件) を見る 世界は断片だ。 しかし、こういうと「日常の些細なことにこそ目を向けろ」というようなよくある…

フィールドとの付き合い 『人はみなフィールドワーカーである』

人はみなフィールドワーカーである ――人文学のフィールドワークのすすめ 作者: 西井凉子 出版社/メーカー: 東京外国語大学出版会 発売日: 2014/06/25 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (1件) を見る 古本屋で目について買った本。 東京外国語大学のア…

ロラン・バルトの『明るい部屋』まとめ

人類学を標榜しておいて、ようやくの投稿が哲学者のロラン・バルトっていうのもあれですが…まあ、読書日記も兼ねていることだし、考えたことなんで書こうと思います。 この前、別の場所で写真について考える機会があり、その際にロラン・バルトの写真論『明…